春の藤原まつりへ行く

春の藤原まつりにいってきました。まつりの期間は5月1日から5日までです。
1日 稚児行列
3日 源義経公東下り行列(13時30分毛越寺出発し、15時金色堂に到着)
4日 中尊寺能,白山神社祭礼
5日 毛越寺延年の舞,弁慶力餅競技大会
3日の源義経公東下り行列を見るために車で宮城から岩手県の平泉町に向かいました。
平泉駅近くでは、大勢の人が駅前大通りの歩道に座って待機しています。人気があるんだなと思いながら駐車場を探していましたが何処も満車になっていたため、仕方なく国道4号線沿いにある「道の駅平泉」に駐車することに決めました。
偶然の柳之御所史跡

12時に歩いて中尊寺に向かいました。3分ぐらい歩いた所で、偶然に柳之御所史跡公園を見つけました。まさかこんな近くで藤原氏の御所遺跡を見られるなんて感激です。広さは東京ドームの2.5倍で、館を支えたと思われる短い柱があるだけでした。
松尾芭蕉の俳句を拝借すれば
「春草や兵どもが夢の跡」
の心境です。
お堂を巡る

公園から15分歩くと月見坂と呼ばれる坂の入口にたどり着きました。
思ったより早く着いたので、中尊寺にたどる坂を上りながら全てのお堂をお参りする事にします。
- 弁慶堂 :義経と弁慶の故事を伝える役割と火伏せの神として祀られる
- 地蔵堂 :六道輪廻から救済する
- 薬師堂 :眼病、病気平癒に御利益がある
- 弁財天堂:水と豊かな実り、知識、音楽、芸能の神です
- 釈迦堂 :釈迦如来やその教えを祀る
- 大長寿院:胎蔵界大日如来を御本尊とし、母のようにすべてを包みこみます
- 白山神社:中尊寺の鎮守社です
- 金色堂 :仏教の極楽浄土を表現し、藤原氏歴代当主の遺体を安置する墓堂です
- 中尊寺 :仏国土を建設し、戦没者の冥福を祈る役割をする
お堂をお参りして気がついたことがあります。お参りするとき賽銭箱しか目に入りません。普通は仏像を見るのに賽銭箱しか見ていない自分に驚きました。今までずっとそうしてきたことを反省して、後で仏像を見に行きました。これでは、いくらお参りしても御利益がなかったはずです。

中尊寺には10回ぐらい来ているんですが、いつも気づかずに通り過ぎてしまいます。視界に入らないのが原因です。金色堂をメインにするために、わざと目立たないようにしているような気がします。
源義経公東下り行列

源義経公東下り行列の到着30分前となったので坂を下りて、絶景ポイントを探して待機することにしました。道端でカメラを持って構えていると、下の方から武者が白馬に乗って上がって来るのが見えます。近づくチャンスを逃さないよう必死になってシャッターを3回押したら、バッテリー切れになりました。日頃の行いが悪いからかもしれない。仕方なく、写りが悪い携帯電話を使うことにしました。
数人が通過後、後の行列が来ません。これで終わりなのかと残念に思っていると、新たな行列が上ってきます。前の行列は安全確認をするためだったような気がします。これからが本番のようです。
弁慶、牛若丸の行列、神輿に乗る後白河法皇、白馬に乗る美男の源義経、山伏と続く、目の前の長い行列を撮り続けました。ちなみに義経役は、尾崎匠海さんで俳優だそうです。
すべてが終わり坂を下りて行くと、大勢の人が坂を上ってきます。沿道の観客が行列の後を追い一挙に流れて来る光景にビックリです。お巡りさんのおかげで、なんとか一般道に出て帰ることができました。