スターターモーター不良の原因
スターターモーター不良の原因は、電源側のメスコネクターのサビでした。モーター自体は正常で交換する必要はありませんでした。交換したことが失敗です。
車の始動不良の始まり

鳴子温泉のファミリーマートの駐車場にミニキャブを止め休憩を取りました。一時間後、目的地へ向かおうとエンジンをかけました。エンジンの音が聞こえません。スターターモーターが作動しないのです。この時はまだ余裕がありました。
なぜなら以前に経験済みだったのです。対策はスターターモーターを棒で軽く叩くことです。実際、そのとおりやってみました。すると、思い通りにエンジンをかけることができ安心しました。簡単にエンジンがかかったのでもう一度かけてみようとエンジンを切り再度エンジンをかけました。うんともすんとも言いません。何回もかけようとしましたがだめでした。切らなければよかったと後悔しました。
こんなときに頼りになるのはJAFです。電話して来てもらうことにしました。一応、料金がどうなっているのか伺いました。
一般道路(駐車場・自宅を含む)の場合
料金別(税込) | 会員 | 非会員 |
基本料 | 無料 | 8時~20時:15,700円 20時~8時:19,630円 |
作業料 | 作業時間30分以内無料 | ロードサービス作業工数表による |
けん引料 | 20kmまで無料 20km超過1kmごとに830円 | 1kmごとに830円 |
部品・油脂・燃料代 | 実費 | 実費 |
自宅まで40kmあります。けん引してもらうと16,600円になります。もったいないので、再度車の下にもぐってスターターモーターのブラシ付近を軽く叩き、エンジンをかけました。するとエンジンがかかり、JAFをキャンセルできました。今度はエンジンを切らずにまっすぐ自宅に帰りました。
家の駐車場に車を止めエンジンを切りました。そして、エンジンをかけてみるとかかりません。やはりスターターモーターを交換しようと部品を注文しました。翌日、部品が来たのですぐ取付けました。エンジンをかけると音がしません。嫌な感じがしました。電源側のメスコネクタを新たに作り直してスターターモーターに接続しました。そしてエンジンをかけるとかかりました。
故障したと思って取外したスターターモーターを作動させてみると問題なく動きました。原因は電源側のメスコネクタでした。これからは原因を突き止めてから購入したいと思います。
メスコネクタの分解

電源側のメスカプラーを壊して平型端子を取出しました。接合部を見ると真鍮が緑色にサビていました。このサビで電気が流れなくなり、スターターモーターを作動させることができないことがわかりました。
取外したスターターモーターの動作確認

取外したスターターモーターの動作確認方法(ミニキャブの場合)
- B端子にバッテリーからプラスのワニ口クリップを取付ける
- モーター(大)のボディにバッテリーからマイナスのワニ口クリップを取付ける
- S端子(平型端子)にバッテリーからプラスのワニ口クリップ(細い配線)を接触させる
- 歯車が飛び出し回転すれば正常です。
取外したスターターモーターの動作確認をしたら、正常に作動しました。もう少し考えればと反省しています。
車に取付いているスターターモーターの動作確認方法
- 車をニュートラルにする
- ハンドブレーキをかける
- バッテリーのマイナス端子を外す
- ワニ口クリップ付きの長い電線(モーターからバッテリーまでの長さ)を1本用意する
- S端子に差し込まれている電源側のメスコネクタを外す
- S端子にワニ口クリップを取付ける
- バッテリーのマイナス端子を取付ける
- バッテリーにS端子からの長い電線のワニ口クリップを接触させる
- 作動すれば正常です
車の下で作業する時は、バッテリーのマイナス端子を必ず外します。ミスを犯したとき車にひかれてしまいます。