米国の自動車関税25%の影響

社会問題

米の輸入阻止へ

 トランプ米政権は日本の自動車関税を25%にすると発動した。ドル高で輸入増加を防御するための対策だろう。
 これに対し日本側は阻止しようと模索中で、その中に米の輸入が含まれている。国内の価格高騰の影響で、安価な米に飛びつこうとしている。高騰の原因を究明し対策を行うのが先ではないかと思う。例年通りの収穫量だったら、誰かが買い占めているのだろう。
 安いからと安易に外国から輸入すると、日本の農家の崩壊が始まる。生計が成り立たなくなり、村を捨て都市に移動することになる。それにより、地方の土地は荒れ空き家が増えるという大問題に発展するだろう。だから、米の輸入を阻止しなければならない。

関税25%とは

  • 100万円が125万円
  • 200万円が250万円
  • 300万円が375万円
  • 400万円が500万円

ボールペン100円が125円になっても買えるけど、車400万円が500万円になったら少し考えてしまうだろう。高価な物ほど影響がある。経済的に余裕のある人でないとなかなか手が届かない。
無駄な電動式をやめ、コスト削減をはかるしかない。

関税を高くする理由

米国の2024年の貿易統計によると、貿易赤字額は前年比14%増の185兆円で過去最大だった。
貿易相手国は

  1. 中国    (45兆円)
  2. メキシコ  (26兆円)
  3. ベトナム  (19兆円)
  4. アイルランド(12兆円)
  5. ドイツ   (11兆円)
  6. 台湾    (10兆円)
  7. 日本  (8兆円)
  8. 韓国  (7兆円)
  9. カナダ (6兆円)

日本は7番目に多かった。米国内の産業を守るために関税を高くし、同時に輸出を増大させる狙いがある。日本に自動車を輸出させたいようだ。
日本の為替相場は、1ドル100円のころから1ドル150円までに変動し、円安ドル高になり日本の輸出が増加した。ドル高にまかせ海外から買いまくった結果が、米国の大赤字です。ドル高を是正しない限り、赤字は減らないと思われる。

米国車の現状

米国政府は、日本市場で米国車がほとんど売れていないことを問題視し、安全基準が障壁になっていると批判している。日本は外国から輸入される車には関税はかかりません。外国車が売れないわけではありません、ドイツのベンツ、フォルクスワーゲン、BMWなどは売れています。
2023年度に日本で登録された輸入乗用車は、24万3383台です。
そのうち米国車は

1 ジープステランティス1万627台(4.37%)
2 シボレーゼネラルモーターズ 690台(0.29%)
3 キャデラック ゼネラルモーターズ 505台(0.21%)
4 テスラテスラデータなし

欧州車よりだいぶ少ないです。

米国車が売れない理由

  • ディーラーが少ない
  • 排気量が大きいため自動車税が高い
  • ボディサイズが大きいため小回りがきかない
  • 燃費が悪い
  • 価格が高い

維持費が高くつくため敬遠されたのだと思う。それを改善しないと受け入れないだろう。

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